常陸秋そば

 そばは、その土地に定着した種類(在来種)があり古くから全国各地で作り続けられてきました。
茨城にも幾つもの在来種がありましたが、そのなかで久慈郡金砂郷村(現 金砂郷町)の
在来種(金砂郷在来)が香り・風味・甘味に優れていたため、昭和 53 年からこの金砂郷在来種を基に
粒ぞろいや品質の良いものの選別を繰り返し、「常陸秋そば」という品種が誕生しました。
「常陸秋そば」は昭和 60 年に県で栽培を進める奨励品種に採用され現在県内各地で作付けされています。
また、全国有名そば店やそば職人から高い評価を受けており、
「品質日本一」「玄そばの最高峰」などと評されるほどになっております。

そばの栄養

そばは栄養豊富な食物です。
・たんぱく質が抱負で含有量はなんとお米(精白米)の約 2 倍あります。
・アミノ酸の組成が良く、必須アミノ酸のリジン・スレオニンが他の穀物類より多く含まれています。
・ビタミン B1、B2 も豊富
・高血圧や動脈硬化に効力があるとされているルチンを豊富に含んでいます。
また、ルチンは一般に食用にしている穀物では、そばのみに含まれているものなので、毛細血管を強くし、脳溢血などの循環器系疾患に予防効果があると報告されています。

※茨城県(社)茨城県穀物改良協会 茨城の常陸秋そばより

まぼろしのそば 金砂郷在来